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2017年7月28日から、浜辺美波、北村匠海のW主演で公開されました。
佐野よる原作小説『君の膵臓をたべたい』をもとに映画化。
原作にはなかった12年後の世界から、主人公が高校生時代の過去に振り返るかたちとして物語が描かれています。
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きみの膵臓をたべたい(2017年)の作品情報やあらすじ・ネタバレ・キャスト・主題歌
・現在の僕
母校の国語の教師になった春樹。
教育者としての自信を持てない春樹は、いつでも辞められるよう「辞職届」を常に傍らに用意している。
そんな中、老朽化に伴う図書館閉鎖のため、蔵書の整理を任された春樹は、図書委員の栗山と共に本の整理に携わる。
栗山に高校時代の自分を重ねる春樹。
12年前に過ごした桜良との日々が蘇る。
・桜良との出会い
盲腸で通院していた春樹は、ある日、病院で「共病文庫」と書かれたノートを拾う。
それは同じクラスで、男女問わずに人気のある山内桜良の日記だった。
日記には、桜良が生死に関わる膵臓の病を患っていることが書かれており、春樹に秘密を知られた桜良は、その日から何かと春樹に関わるようになる。
いつも1人で本を読んでいた春樹の生活は、桜良の出現によって一変していく。
・「死ぬまでにやりたい事」に付き合って欲しい
春樹とは正反対の性格の桜良は、重い膵臓の病を抱えていることを感じさせない振る舞いで、何かと春樹に接近する。
秘密を知ったからには責任を取って欲しいと訴える桜良は、「共病文庫」に記した「死ぬまでにやりたい事」を実行するために春樹を誘う。
桜良の親友の恭子は、桜良が急激に接近するようになった春樹に嫉妬心をむきだしにするようになる。
ショックを受けて普通の日常生活が壊れてしまうことを予想し、桜良は恭子には自分の病気のことを伝えていなかった。
・今までと一変する春樹の日常
図書委員の春樹の助手に立候補する桜良。
分類番号通りに本を並べない桜良を春樹が注意すると、分類するより頑張って探し出した方が面白いと桜良は訴える。
更に桜良は、行きたかったホルモンやラーメン、スイーツの店に春樹を誘う。
限りのある桜良の時間が、自分と居ることで無駄に過ぎてしまうと指摘する春樹。
いつもと変わらない日常を送ることを望んでいた桜良にとって、病気のことを知っても態度を変えない春樹の存在は大きなものとなっていく。
春樹は桜良に誘われ、泊りがけの旅行へ。
その後、両親の留守中の自宅にも春樹を呼び寄せるようになる桜良。
桜良と親密になっていく春樹に、恭子や元彼のクラス委員長は嫌がらせを重ねる。
・桜良の死
桜良が盲腸で入院したと知らされるが、桜良の病気の真実を知る春樹は、急いで病院へ駆けつける。
他人には興味をもつことがなかった春樹は、桜良との関りによって少しずつ変わっていく。
桜良と再び旅行の計画をたてる春樹。
春樹はいつかの桜良の言葉を信じ、「君の膵臓をたべたい」とメッセージを送るが、桜良は家を出たところで通り魔に襲われ殺されてしまう。
・桜良からの思い
12年後、桜良の思い出を振り返りながら蔵書整理をしていた春樹は、「星の王子さま」から2枚の手紙を見つける。
それは、春樹と恭子に宛てて、当時の桜良が書いたものだった。
恭子の一晴の結婚式に駆けつけた春樹は、恭子に桜良からの手紙を届ける。
桜良の残してくれた手紙を読んで、春樹と恭子は、桜良の思いと共にこれからの人生を生き続けることを誓うのだった。
志賀春樹 (北村匠海)/小栗旬(12年後)
山内桜良 (浜辺美波)
滝本恭子 (大友花恋)/北川景子(12年後)
宮田一晴 (矢本悠馬)/上地雄輔(12年後)
隆弘 (桜田通)
桜良の母 (長野里見)
Mr.Children 『himawari』
きみの膵臓をたべたい(2017年)の感想・まとめ

主役の2人は今や有名な浜辺美波さんと北村匠海さんの2人ですが、当時はまだ有名になる前でしたが、とてもいい演技で釘付けになりました。
過去を回想する形でしたが、過去と現在のおりまぜ方が良かったです。途中から感動して涙が止まらず、泣いてしまいましたが、結末が予想外だったのでビックリしましたが、最初のあたりに伏線がきちんとあったので感心してしまいました。また、映画の最後の「君の膵臓をたべたい」がとても印象的で、とてもいい終わり方だったと思います。3回ほど見ましたが、何回でも観たいと思えるいい映画だったと思います。
最後に主題歌がMr.Childrenだったのですが「himawari」が映画にピッタリの歌詞で花を添えていると思いました。
浜辺美波さん、北村匠海さんの人気を不動のものとした代表作。
主人公の桜良と春樹の心情を、浜辺美波さんと北村匠海さんが素晴らしく演じ切っていました。
それぞれが相手に送った「君の膵臓をたべたい」という言葉の表す意味に感動が溢れます。
桜良の死後、春樹が送ったメッセージが、しっかりと桜良に届いていたと知れたこと、12年後に桜良からの手紙を受け取れたこと等、後になって気づかされたことに救われる展開が、切なくもあり素晴らしくもあり、見る人に感動を与えます。
あらゆる年代の人達に届けたい映画です。
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