『35歳の少女』 第1話 『25年ぶりに帰ってきた娘は、35歳の子供だった…。』(視聴率11.1%)
このドラマでは一人の女性が彼女にとって異質な、この現代の世界に放り出され生きていく過程を描くドラマです。
主人公である時岡望美は当時10歳。頼もしくて優しい父・進次と、家族を愛し芯の強さのある母・多恵と無邪気で可愛い妹・愛美に囲まれ幸せに暮らしていました。
ある日、そんな望美に多恵から今晩のすき焼きの豆腐を買ってきてもらう様にお願いをします。
快く返事をした望美は自転車でお遣いに向かいましたが大きな見落としがありました。
進次に修理を頼んでいたはずの自転車が直されておらず下り坂に突入。
そして事故を起こし25年の歳月が流れ35歳となった望美はこれからどう生きていくのかを観ていくドラマです。
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35歳の少女（ドラマ）第１話の作品情報やあらすじ・ネタバレ・キャスト・主題歌・感想
時は25年前、ある家庭に時岡望美という少女がいました。
彼女は母の多恵により今晩のおかずの材料の豆腐のお遣いを頼まれ、自転車で出かけます。
しかし、その自転車には異変が起こりました。ブレーキが効かず坂道に突入し、望美は気を失いますがしばらくして目を覚ますことに。
目覚めるとそこは病院のベッド。
横には知らない女性がいますが、彼女は多恵。
時はもう25年経っており、望美は35歳となっていました。
驚きを隠せない彼女でしたが、他の家族とも再会。
父の進次はすっかりおじさんとなり、何だか昔のはつらつとした感じがない印象。
妹の愛美は話しかけにくい印象になり、すっかり大人の女性に。
みんな昔と変わってしまって戸惑う望美はなによりも自分がおばさんになってしまったとショックを受けています。
そして退院した望美が食べる夕飯に多恵はすき焼きを選び家族で食べる事にしました。
事故の材料になるきっかけの食べ物に動揺し、食事を始めますがみんなの雰囲気がよくありません。
険悪ななか、訪問者が現れました。
それは大人になってしまってますが、幼なじみの広瀬結人です。
彼は望美の思うとおり教師になれたと喜んでいる望美でしたが、そんな結人から出た言葉に驚きます。
もう教師を辞めて今は代行業をしていると。
そして家族の真実を話し望美は家を出ます。
追いかけた結人は望美との思い出の図書館に。
そして励ます結人に希望を見出した望美は生きていく事を決意します。
ある日のある家庭の一幕。
幸せな家庭で一人の少女がいました。
彼女は時岡望美。
望美は母・多恵から今晩のご馳走のすき焼きの豆腐を買ってくる様お願いされます。
快く引き受けた望美は自転車で買いに行く事に。
快調に向かう望美でしたが、乗っていた自転車に異変が・・。
ブレーキが効かず止まりません。
そしてそのまま時が止まり彼女が目を覚まします。
次に目を覚ますと目の前に知らない女性が。
しかしよく見ると面影があり、彼女から話を聞くと女性は多恵でした。
そしてこの世界はあの時から25年後。望美は35歳になっていたのです。
多恵はすっかり変わり白髪になり、笑わない母に、後から会った父・進次は情けない雰囲気のおじさんに、妹・愛美は誰も寄せ付けない冷たい女性になっていました。
そして何より35歳になってしまった自分を受け入れられない望美ですが、無事退院し帰宅。
家族みんなと囲む夕飯に多恵がすき焼きを用意しますが望美にとってはこうなってしまうきっかけになった食べ物。
不毛な会話をする家族に訪問者があります。幼なじみで望美の初恋だった広瀬結人でした。
彼に昔言ったとおり教師になった事を聞き喜ぶ望美ですが、我慢できず結人は自分はもう辞め別の仕事をやっている事を言い放ちます。
そして家族の事も全て話し望美を絶望させ、望美は大泣きし姿を消します。
いなくなった彼女を探しに結人は図書館に行きました。
そこにいた望美と昔の話をし、励まします。
そんな結人に昔のつながりを求める様に希望を持ち始めた望美はこの世界で生きていく事を決意します。
時岡望美 (柴咲コウ)
広瀬結人 (坂口健太郎)
今村進次 (田中哲司)
時岡愛美 (橋本愛)
時岡多恵 (鈴木保奈美)
※相関図
(c)日本テレビ
King Gnu 『三文小説』
普通に、人間にとって25年というのは人生ほぼ4分の1ですから望美の眠っていた時間というのはあまりにも長すぎますね。
目覚めた時の望美の驚きと喪失感はいかほどだったか想像がつきません。
そしてそれは周囲の人間にも同様です。
多恵は一人で看病して頭が真っ白になってしまう程苦労をし、進次はあろうことか別の家庭を持ってしまう。
そして愛美は家庭がギクシャクした事からうんざりして何にでも当たる性格になってしまいました。
凄い長い期間で人というものは変わっていきます。
まして望美を失ってしまってからのものは長く感じ、それぞれが少なからず責任感みたいなのも感じたりして想いがねじ曲がってしまうこともあるかなと。
それぞれのトラウマを払拭して一つの家族に戻ってもらきたいです。
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